頭皮のニオイ気になるけど仕方ない?それとも改善できる?

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毎日洗っているのに、枕やかぶっている帽子のニオイが気になったことはありませんか。まさか?と自分を疑ってしまうようなニオイですよね。そこで頭皮のニオイが、少しでも改善できるように、原因と対策について今回は解説いたします。

1.頭皮はどうして臭うの?

頭皮はどうして臭うのかということですが、毎日洗髪していても時間の経過とともにニオイは発してきます。

それは、頭皮から分泌される皮脂が雑菌により分解されて発生するニオイだからです。

髪の毛は、ニオイを吸着させやすい特性があることから、頭皮のニオイが髪の毛にもしみつきニオイを周囲に散らばしてしまいます。

だからといって、一日に何度も髪の毛や頭皮を洗ったり、皮脂を取り除くためにクレンジングなどを過剰に行ってしまうと、皮脂が不足していると脳が判断し、今まで以上に皮脂を分泌するようになってしまいます。

ですから、頭皮を守るために分泌されている皮脂を除去しすぎないように、そしてニオイを最小限に抑えることを考えた方が良いのです。

2.頭皮に影響するもの、あれこれ

頭皮のニオイを左右するものをあげてみましたので、参考にしてみて下さい。

2-1.年齢

「年齢には勝てない」とは、よく聞くセリフですが、加齢を促進させるような「紫外線」「活性酸素」を取り除けば、見た目も中身も加齢による老化現象を緩やかにできます。

しかし、若い頃には違い中高年になりますと、ホルモンの分泌量が減少し、体が酸化しやすくなっており、体力低下などからも疲労物質が出やすいので、油断するとあっという間にニオイを発するようになってしまいます。

2-2.ホルモン

年齢や男性と女性とでは違いがありますが、それとは別にストレスや飲酒、月経などでもホルモンは容易にバランスを崩します。
男性ホルモンには皮脂の分泌を促す働きがありますので、女性がホルモンバランスを崩すと、男性ホルモンが活発になり頭皮から皮脂がたくさん分泌され、結果ニオイを発することになります。

女性の頭皮からニオイがする時には、ホルモンバランスを崩していることが疑われます。

ホルモンバランスを崩さないために、以下のことに気を付けてみましょう。
・ストレスをためない
・栄養過多にならないように栄養バランスを考えて食べる
・睡眠をしっかりとる
・適度な運動をする
・アルコールの多飲はしない

2-3.清潔不潔

髪の毛を洗わない場合には、皮脂が酸化しさらに雑菌の繁殖から悪臭を放ちますので、基本は毎日丁寧に優しく洗髪を行うことが必要です。

しかし、髪の毛や頭皮だけではなく、寝具などの洗濯などでニオイが軽減される場合がありますので、寝具が雑菌の温床にならないよう洗濯はこまめに行いましょう。

また、可能であれば、帽子やマフラーなど、直接地肌に着用する衣類も洗濯しましょう。

2-4.新陳代謝

新陳代謝が高く、老廃物をドンドン排出できるうちは問題ありませんが、なんらかの理由により新陳代謝が低下してきた場合には、老廃物の貯留や逆流により強いニオイを発する場合があります。

新陳代謝が促進されるよう、入浴や適度な運動を行うことをおすすめいたします。

ただし、新陳代謝が過剰に促進されるバセドウ病の場合には、発汗が多量に出るため、汗によるニオイが強くなりますので、バセドウ病などの場合には病気の治療が優先となります。

2-5.メンタル的影響

過度な緊張やストレスがかかると、交感神経が優位に働き、心臓の鼓動が速くなり口の中がカラカラになります。

食欲が低下したり、睡眠障害が起きたりして、体調を崩しかねません。

疲れているのに、体を休めることができなくなりますので、当然疲労物質が出たり、活性酸素が増加し、ニオイ物質を作り出してしまいます。

2-6.食べ物

アルコールやニンニク、ニラを食べた後には、体臭が強くなるのと同じで、食べ物により体臭は左右します。

ニオイの強いものを摂取していないのに、体臭がある場合は、腸内環境が悪く毒素が血液に逆流していることが考えられます。

また食生活が肉類に偏っている場合には、獣臭がしたりしますので、肉類を摂取する場合には緑黄色野菜や食物繊維を多く含んだものを一緒に召し上がるなどの工夫が必要でしょう。

2-7.自律神経

疲労や睡眠不足などが続くと、自律神経が乱れ男性ホルモンが過剰に分泌されます。

そうすると、男性ホルモンは皮脂の分泌を活発にさせてしまうので、結果頭皮が臭くなってしまいます。

適度や休息と良質な睡眠時間の確保をしましょう。

2-8.汗

汗にはアポクリン汗腺とエクリン汗腺の2種類がありますが、汗をかいた直後はどちらも臭いません。

エクリン汗腺から出る汗は、特に殆どが水分のため、ニオイの原因にはなりません。

では、なぜあんなに汗くさいのかという点ですが、頭皮の皮脂同様付着している常在菌に分解されるためです。

特に、アポクリン汗腺から分泌される汗には、たんぱく質や脂肪酸、糖質、鉄、アンモニアが含まれており、常在菌の格好のエサになるのです。

頭皮から分泌される皮脂と、汗による水分や栄養分で常在菌が一気に増殖するのは、一目瞭然で、逆にニオイがしない方がおかしいかもしれません。

3.女性と男性の頭皮の違いってある?

男性と女性の頭皮から分泌される皮脂の量を比べると、圧倒的に男性の方が多く分泌されています。

つまり、皮脂の分泌量が多い分、雑菌の格好のエサが多い訳ですから、当然雑菌の繁殖も多く、ニオイも比例して発するということです。

それでは、女性の頭皮は臭わないかといいますと、男性よりは少ないというだけで、しっかりと頭皮のニオイはしてきますので、安心してはいけません。

4.頭皮臭と加齢臭は違うの?

頭皮から分泌されるニオイの元と加齢臭のニオイの元となる物質は全然別のものです。

不快なニオイという意味では、同じですが、厳密にいうと頭皮からのニオイは「ミドル脂臭」といわれ、汗の中の疲労物質である乳酸がブドウ球菌に分解され、皮脂からできる中鎖脂肪酸と結合しジアセチルという物質が原因です。

一方、加齢臭はノネナールという物質が原因です。

頭皮のニオイが発せられるのは、主に頭頂部と後頭部からで、加齢臭は頭部の他、背中や胸、耳の後ろなど上半身から発しやすくなっています。

頭皮のニオイも加齢臭も中高年の男性からの不快なニオイというイメージが強くありますが、女性からも頭皮のニオイも加齢臭もしており、気付きにくいというだけです。

5.頭皮のニオイを軽減させる方法とは?

頭皮のニオイを軽減させる直接的及び間接的なケアについても説明していきましょう。

5-1.シャンプー

頭皮はTゾーンの2倍もの皮脂を分泌し、体の中では1番皮脂腺が多い場所でもあります。

ですから、洗髪をしなかったり、十分に汚れを落とせなかった時には、皮脂が酸化し雑菌が増え、悪臭を発してしまいます。

そのため、シャンプーは絶対に必要なケアの一つですが、頭皮を傷つけてしまうほど強くこすったり、シャンプーがお肌に合わなかったりすると、トラブルの原因となり、せっかくの洗髪も逆効果になってしまいます。

シャンプーのタイミングは朝ではなく、夜に1日の疲れや汚れ(汗と皮脂)を洗い流すのがおすすめです。

そうすれば、枕につく頭皮のニオイも幾分軽減することが可能でしょう。

また、シャンプーを選ぶ際には、「頭皮にやさしい」「ノンシリコン」「アミノ酸系」「無添加」「弱酸性」など、セールスポイントがしっかりとしたものにしましょう。

5-2.ブラッシング

髪の毛を洗う前に、ブラッシングというひと手間をかけることをおすすめいたします。

ブラッシングにより、汚れやホコリを浮き上がらせることと、頭皮へのマッサージ効果が期待できますので、面倒でもひと手間かけてみましょう。

ただし、ブラッシングを行う際に、「かゆい」などを理由に、力任せにゴシゴシとしないようにしましょう。

頭皮がブラッシングにより、傷ついてしまうと元も子もありません。

5-3.ドライヤー

男性で短毛の場合、洗髪後のドライヤーを使わない方が多いのではないかと思われますが、実は頭皮が濡れたままですと、雑菌が繁殖しやすいため、しっかりと乾かすことをおすすめいたします。

ましてや、濡れたまま寝てしまうという方は、もっと要注意です。

せっかくきれいにしたのに、枕も濡れて雑菌が繁殖してしまいます。

濡れたまま寝る方は、そのような生活習慣がついていると思われますので、頭皮のニオイを気にしているのであれば、今日から髪の毛はキチンと乾かしてから寝ましょう。

そして枕カバーもカビや雑菌が付着していると思われますので、しっかりと洗濯しましょう。

髪の毛が薄毛で、縮れている方は、濡れたまま寝ている習慣が原因でそうなったかもしれません。

常在菌は乾燥に弱いので、洗髪後は頭皮をしっかりと乾かし、常在菌の繁殖を抑制しましょう。

ドライヤーの一部には、皮の潤いを保ったり、皮脂の過剰な分泌を抑える機能があるものも販売されています。

5-4.ヘッドスパ

毎日、きれいに洗っているつもりでも、シャンプーやリンスが残っていたり、ワックス剤やスプレーなどが全てきれいに洗い流せないこともありますので、頭皮をリセットする意味で、ヘッドスパを利用するのも良いでしょう。

自分の頭皮を確認することは困難ですし、目視できない分だけ洗い残しもあるでしょう。

ヘッドスパで、頭皮の血行が促進し、毛穴の汚れも取れれば、スッキリします。

5-5.食生活

食べているものから、私達の体は作られています。

つまり、健康的な体を作るのも、不健康な体を作るのも、食生活からなのです。

特に皮脂や体臭に影響を与える食品もありますので、以下のことに留意してみましょう。

≪体臭や皮脂に良い影響を与えるもの≫
・大豆製品
・緑黄色野菜
・食物繊維
・ビタミンCとビタミンE
・魚介類や海藻類

≪体臭や皮脂に悪い影響を与えるもの≫

・甘いもの(糖分)やアルコールは活性酸素を増やし細胞を酸化させてしまう
・油っこいもの(脂質)は動脈硬化を促進させ、毛穴のつまりの原因になる
・肉などの動物性タンパク質は体臭を増やす
・香辛料やコーヒーなどは交感神経を興奮させるため皮脂の分泌が活発化する

だからといって、同じものしか食べないなどの偏りは良くありませんので、ほどほどに色々なものを食べて、健康的な体を維持しましょう。

5-6.生活習慣

基本的なことではありますが、生活の乱れはニオイだけではなく健康状態も不良にさせてしまいます。

生活習慣病という病名が付くくらいですから、悪い習慣は見直さなければ病気になりますし、キチンと理解しより良い生活習慣を送れば健康になるくらいの差が出て来ます。

生活習慣病といわれる「糖尿病」は、特に体臭が強い病気です。
「暴飲暴食はしない」
「偏った食生活を送らない」
「適度な運動をする」
「ストレスをためない」
「アルコールの多飲はしない」
「喫煙しない」
「良質な睡眠と休息をとる」

などで、生活習慣を見直せば、当然活性酸素も減り、体が酸化していくのを防ぎますので、体臭も軽減していきます。

6.まとめ

頭皮のニオイや体臭は、少なからず誰にでも発生しているニオイです。

しかし、不潔にしていたり、間違ったケアを行えば、ニオイは強くなることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ニオイを改善しようとする時に、体の中から健康にしようと思わないとなかなか効果が現れませんので、「清潔を保つ」「生活習慣の改善」「ストレスケア」を再度見直してみましょう。

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