足も臭い、靴も臭くて困ってしまう!その臭いの原因とその対策とは?

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仕事終わりに疲れて帰宅して、玄関で靴を脱いだ時にモワっと臭いがきついと、さらに疲れが倍増して嫌な気分になってしまったことはありませんか?このとき、自分の足自体が臭いのか、靴が臭いのか気になるところです。今回はこのような足元の臭いの原因やその対策について説明します。

足の臭いの原因

足の原因は様々あります。本来であれば足からは臭いがしません。それは、足にある汗腺は【エクリン腺】と呼ばれるもので、ここから生じる汗は、アポクリン腺とは異なりほぼ無臭です。足の臭いの原因ほとんどが細菌やバクテリアが原因となっております。エクリン腺や足の皮脂、皮膚、爪、爪の中にこの雑菌やバクテリアなどが繁殖して臭いが生じるようになります。とくに、【白癬菌】という細菌が臭いの原因になります。足の皮膚には元々常在菌が生息しています。腸や口腔内と同じように、足の皮膚にも善玉菌や悪玉菌、日和見菌といったような細菌フローラを形成しています。このフローラのバランスが悪くなると足は臭いを生じるようになります。

白癬菌

・白癬菌とは、皮膚糸状菌というカビの一種です。白癬とは、水虫やたむしなどの皮膚に生じた病気の総称です。白癬を起こす白癬菌は40種類ほど存在し、日本では、10種類ほど白癬を引き起こすと言われています。代表的なものとして、【トリコフィトン・ルブリムとトリコフィトン・メンタグロフィテル】があります。白癬菌は動物にも感染し、動物から人にも感染します。白癬菌自体には臭いが生じませんが、白癬菌によって皮膚の免疫が低下して、皮膚が荒れてしまうと、その荒れた皮膚に雑菌やバクテリアが繁殖して酷い臭いが生じるようになります。

悪臭の原因

・足の悪臭の原因として、【イソ吉草酸アルデヒド】という物質が挙げられます。チーズの様な臭いや酸っぱい発酵したような臭いです。油っぽいものを食べたりすると余計にイソ吉草酸アルデヒドの臭いがするようにあり、汗と油が入り混じり独特な臭いが生じます。雑菌がこの汗や皮膚のアミノ酸やタンパク質を分解して生じた様々な臭いとして発生します。

靴の臭いの原因

・靴は衣服に比べると洗浄して、常に清潔に保つことが難しいです。そのため、どうしても臭いが生じやすくなります。靴の中は、雑菌が非常に繁殖しやすい環境が整っています。雑菌の繁殖は温度、湿度、雑菌のエサ(角質や皮脂)などが影響します。雑菌の繁殖に適している温度は、15℃以上、湿度は、70%以上が適しています。靴を履いた足では、温度が30 ℃以上、湿度が100%近くになるため、雑菌の繁殖にとても適した環境となります。さらに、汗が生じ汗の臭いと雑菌の働きによって生じた臭いが混ざり合って、臭いが酷くなります。靴の臭いは、長時間同じ靴で生活している方や、毎日同じ靴を履いている方に、より強い臭いが生じる傾向があります。

靴下が原因の場合

・長時間同じ靴下を履いて、密閉された靴を履いている場合も足に臭いが生じやすくなります。ただ、素足で靴を履いているよりは、足に生じた汗を吸収してくれたり、汗を吸収して湿度を下げて、雑菌の繁殖を低下させる働きがあります。

足の臭い対策

・足の臭い対策は、基本的に8つからなります。雑菌、洗浄、角質、消臭、制汗、乾燥、生活習慣、ストレスの対策となります。さらに、これに【重曹】を用いて対策を行う事により、より足の臭い対策に効果が期待できます。ただ、臭いには体質により個人差が生じるのでこの対策全てをしなくても臭いが無くなる人もいれば、さらに様々な対策をしないといけない場合もあります。

雑菌対策

・雑菌を殺菌、滅菌、消毒、抗菌させることにより、雑菌を繁殖させないことの対策です。様々な薬剤、薬液があります。しかし、過度に雑菌対策をして、善玉菌まで殺してしまうと、皮膚に良い影響まで失ってしまうため、気を付けないといけません。

洗浄

・洗浄することにより、足に付着した雑菌と雑菌のえさになる、皮脂や角質や老廃物を一緒に洗い流します。できれば、普通の石鹸などよりも殺菌作用があるものを用いるとより効果的です。

角質ケア

・古くなった角質や、荒れた肌に雑菌は繁殖しやすくなり、それが雑菌のエサとなって臭いが生じます。角質をケアすることにより新陳代謝を促して、雑菌が繁殖しづらい環境を作るようにします。最近では、古い角質を取り除く医薬品や角質を取り除く優れた器具があるので角質ケアがよりやりやすくなりました。

消臭

・生じた臭いを消臭スプレーや消臭クリームやミョウバンなどを用いて、臭いを一時的に抑えます。根本的な臭い対策ではないので、時間が経つとまた臭いが生じてしまうことがあります。長時間靴を脱げない環境にある場合などの時の対策として用います。

制汗

・湿度がなければ雑菌は繁殖できません。足は常に靴下やくつに囲まれている為、常に高湿度状態となります。制汗スプレーなどを用いて汗の発生を抑制して、湿度を下げて雑菌の繁殖を抑えて、臭いも抑えます。

乾燥

・湿度があることが雑菌の繁殖の条件です。とくに長時間靴に密閉された状態であると、すぐに湿度は上昇します。仕事中、湿度があがり過ぎないようにサンダルを履いて、風通しがよくして湿度を与えないようにするなどの対策をします。

生活習慣

・過度の喫煙、アルコールの摂取によって汗や脂が臭うことがあります。また、脂っぽい食事も同様に臭いに影響します。糖尿病、肝疾患、腎臓障害、消化器系の異常などの生活習慣病の影響でも臭いに影響します。そのため、生活習慣を規則正しく行う事が臭いを減少させることにつながります。

ストレス

・ストレスを感じると汗の量が増加しやすくなります。汗が増えれば当然雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、出来るだけストレスを感じないようにするために、運動したり、日々リラックスするようにして、ストレスを蓄積させないように努めます。

重曹

・重曹は炭酸水素ナトリウムというのが正式な名称で、様々なことに重宝されている物質です。とくに、洗浄、消臭の効果が優れており、また、アルカリ性であるため、雑菌に対して繁殖を抑える効果もあります。重曹はアルカリ性であるため、足の臭いの原因である、イソ吉草酸アルデヒドは酸性なので中和して臭いが生じることを防ぐ効果があります。重曹が持つ吸水作用も足の湿度を下げて雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。

靴・くつ下の臭い対策

・靴は密閉された空間であるため、湿度が高くなり易く、雑菌の繁殖がしやすい環境となります。衣服と同様にこまめに洗うことが難しい為、靴を脱いだら乾燥させ、消臭、殺菌、抗菌作用がある消臭剤を使用するようにします。また、同じ靴を毎日使用していると雑菌が繁殖しやすくなり、靴自体が臭いの元になります。何足かの靴を使い分けるようにして、靴から臭いがしないようにします。素足で靴を履くと、足に付いている雑菌が靴に付着してしまいます。さらに、足の汗、皮脂、角質が靴と直に接触するため、より雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、靴は原則くつ下を履いてから履くようにします。

くつ下の臭いに対しては、抗菌作用のある洗剤を用いて選択するようにして、くつ下が湿ってきたと感じたら交換するようにするなどして、靴の中の湿度が高くならないようにします。

まとめ

・足の臭いは基本的に清潔にして、雑菌の繁殖をしないようにすることが重要になります。そのため、足は常に清潔にして、足の爪、角質のケアをするように努めます。また、生活習慣、ストレスによっても足の臭いが生じる原因となるため、規則正しく生活するように日々努めるようにしましょう。

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