脇汗が多いのは何が原因?原因6つと対策7選を紹介!

Pocket

脇は他の部位に比べると汗の分泌量が多い部位です。気にならない程度なら良いのですが、中には大量の脇汗に悩まされている人も少なくありません。

そこで今回は、脇汗が多くなってしまう原因や、脇汗の対策方法についてピックアップしていきたいと思います。

良い脇汗?悪い脇汗?セルフチェック!

そもそも汗というのは、体温が上がった時に下げるという役割を持つもの。人は体温を一定に保つために汗をかいているので、汗をかくことは本来とても大切な事なのです。

しかし、そんな汗にも【臭う汗】と【臭わない汗】があるのはご存知でしょうか?

【臭わない汗】は、サラサラの汗で臭いもほとんどありません。逆に【臭う汗】は、ベタベタして水分も蒸発しにくいです。さらに雑菌なども繁殖しやすく臭いも伴うのが特徴になります。

以下の項目で当てはまるものが多ければ多いほど、【臭う汗】を出してしまっている危険性があります。

・運動不足である
・肉食が多い
・エアコンをよく使う
・ストレスをためやすい
・入浴はシャワーだけですませる

脇汗が多い人は2つの「汗腺」が発達している!

上記で説明した【臭う汗】と【臭わない汗】の発生源はそれぞれ違います。

ここでは汗の発生源である二つの汗腺【エクリン腺】と【アポクリン腺】についてお話していきますね。

エクリン腺

主に【臭わない汗】を出す汗腺ですね。

体温調節の役割がメインであり、脇だけでなく全身ほとんどの部位に分布している汗腺です。

エクリン腺から分泌される汗は、99%が水分。サラサラとしていて、ほぼ無臭です。

アポクリン腺

こちらがいわゆる【臭う汗】を出してしまう汗腺ですね。

毛穴に付随している汗腺で、脇の下・耳・陰部・乳輪・へそなど、限られた部位に集中しているのが特徴です。

アポクリン腺から分泌される汗には、少量のタンパク質・脂質・アンモニアなどが含まれています。

汗そのものは無臭なのですが、タンパク質が皮膚の上の常在菌や雑菌により分解されることで、ワキガ特有の臭いを発してしまいます。

脇汗の原因ラインナップ!

ここでは、脇汗が多くなってしまう原因について調べてみました。

主に気温によるもの、体質によるもの、精神的なもの、体調の乱れ、食生活の乱れなどが関わってくるようです。

脇汗の原因1:精神性発汗(緊張や不安、ストレス)

緊張すると手に汗をかきやすい人はこのタイプが多いです。

また脇汗が多いことをコンプレックスに感じ、日頃から気にしてばかりいる人も、逆に汗を大量に分泌しやすくなるといわれています。

このようにプレッシャーや過度なストレスを感じた時に汗が大量に出るケースは、【精神性発汗】にあたります。

脇汗の原因2:運動不足

ヒトの身体は、全身にある汗腺から汗を出すことで体温調節をします。

この汗腺は、実は運動不足によって働きが鈍くなることがあるのはご存知でしょうか。

汗腺が鈍くなった状態の時に体温が上がると、心臓近くにある脇のエクリン腺が急に活発に働いてしまう為、大量の脇汗を促してしまうようです。

脇汗が多い人は特に、普段からウォーキングなどの適度な運動を生活に取り入れ、汗腺を鈍らせないようにすることが必要になります。

脇汗の原因3:睡眠不足

睡眠が不足している状態だと、自律神経の副交感神経がバランスを崩してしまいます。

その結果発汗をコントロールできなくなり、脇汗がより多く出やすくなる事があるようです。

脇汗の原因4:ホルモンバランスの乱れ

女性に多いパターンですが、加齢により更年期を迎えると脇汗が出やすくなります。

これはホルモンバランスの変化による自律神経の失調が原因です。更年期ではなくても、生理不順などなんらかの原因でホルモンバランスが乱れた場合にも脇汗の量が増えるケースがあります。

対策としては食生活や睡眠などの生活習慣を整え、ホルモンバランスを整えていくことが重要になってきます。

更年期の女性であれば、婦人科で相談してみると良いでしょう。

脇汗の原因5:食生活の影響

一般的に、欧米化された食生活を続けていると汗をかきやすくなると言われています。

具体的には以下のような食品が挙げられます。

・肉類や卵などタンパク質の多い食べ物
・動物性脂肪を多く含むもの
・甘い食べ物
・臭いのきつい食べ物
・乳製品

上記の食べ物は汗腺を刺激し、汗をかきやすくなってしまうため避けたい食品です。

次に、香辛料が多いなど刺激の強い食べ物や甘いものは、交感神経を活発にしてしまいます。
そうなると副交感神経とのバランスが崩れてしまうので、発汗をコントロールできなくなり、多量の汗が出る原因に。

最後にカフェインにも注意です。中枢神経を興奮させて汗腺を刺激する為、汗の分泌を促してしまいます。

脇汗対策として積極的に食べたいのは【大豆製品】。大豆に含まれるイソフラボンには発汗抑制作用があるほか、臭い対策としても有効です。

脇汗の原因6:遺伝によるもの

前述したエクリン腺とアポクリン腺のうち、アポクリン汗腺は親から子供に遺伝しやすいものです。

両親のどちらかがアポクリン腺が多く分布する体質であれば、その子供も50%の確率でアポクリン腺が多く分布するようになります。

アポクリン腺が多く分布していると【ワキガ】の症状が出やすくなるので、ワキガ体質が遺伝しやすいという理由もここにあります。

ちなみに、エクリン腺による多汗症などの「汗の分泌量の大小」が遺伝するのかは、まだはっきりとは解明されていないようです。

脇汗の対策方法ラインナップ!

ここでは、脇汗が多い場合の具体的な対策方法について調べてみました。

「シャツが脇汗でビチョビチョになってしまう……」とお悩みの方は、ぜひ以下の方法をお試しくださいね。

脇汗対策1:制汗剤で止める

最もスタンダードな方法になりますね。

制汗剤は、大きく分けてクリーム・スティック・ロールオン・スプレーの4つのタイプがあります。

スプレータイプはサラサラしていて清涼感もありますが、多量の汗で流れ落ちてしまう懸念もあります。

ロールオンやスティックは、手を汚さずに直接肌に塗りつけることができるタイプなので、お手軽かつ便利ですね。

クリームタイプは肌への密着度が強く、制汗効果はもちろん、気になる臭いを防止する効果にも期待できるとされています。

脇汗対策2:こまめに汗を拭く

汗は出ただけでは臭いませんが、そのまま放置しておくと雑菌が繁殖する原因となり嫌な臭いが発生します。

気になる臭いや衣服へのをシミを防ぐ為には、汗をこまめに拭き取ることが大切です。

拭き取る時は、タオルなど吸水性の良いものを一度濡らして固く絞ってから使うのがオススメです。皮膚に残った雑菌まで、しっかりと拭き取ることができます。

脇汗対策3:脇汗用のパッドやインナーを使用

仕事中や人前では汗をこまめに拭き取るのが難しい場合もあります。

そんな時は、脇汗用のパッドや汗取りインナーなど、脇汗対策グッズを活用しましょう。

服の黄ばみ防止にも最適なアイテムなので、ファッションに気を遣うこともありません。

ちなみに脇汗パッドには、以下の2タイプがあります。

・衣服の脇部分に張るタイプ
・脇に直接つけるタイプ

衣服に貼るタイプは服にシミを作りにくく、制汗剤と併用できるのがメリット。ただ白い服などの場合は透けて周りの人に、見えてしまうなどのデメリットもあります。

脇に直接つけるタイプは目立ちにくく、脇汗をガードする効果にも優れていますが、汗で剥がれてしまったり肌が弱いとかぶれたりムレたりするおそれも。

脇汗対策4:リラックスする

リラックスして心を穏やかにすることで、自律神経のバランスが正され脇汗が改善されるケースもあります。

有効な方法のひとつが、「腹式呼吸」です。まず鼻から息をゆっくり吸い込み、おへその下あたりに空気をためるイメージでお腹を膨らませます。

息を吐くときは口から、ゆっくり時間をかけて吐きましょう。

腹式呼吸をする時は、高原・海・花畑など美しい景色をイメージしながら行うことで、さらにリラックス効果が高まります。

他にもゆっくりとお風呂に浸かったり、アロマを活用するのもオススメ。

脇汗対策5:精神面の治療

精神的な要因による脇汗の場合は、心療内科でカウンセリングなどの心理的な治療を受けるという手もあります。

自律神経の働きを整える「自律訓練法」などによって脇汗が改善されるケースも多くあり、症状によってはビタミン剤・精神安定剤・抗不安剤などを処方されることも。

心を健康にすることで、脇汗はもちろん自律神経失調による体の悩みが解決するケースは多いので、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

脇汗対策6:発汗を抑えるツボを押す

人の体には、脇汗を抑えることができる代表的な「ツボ」があります。

周りに気付かれないように、こっそり脇汗を止める方法として覚えておきましょう。

合谷(ごうこく)

手の甲側の、人差し指と親指の間にあるくぼみからさらに2センチ内側にあるツボです。

このツボを刺激すると自律神経や体温調節機能が改善されるので、脇汗を抑える効果が期待できます。

屋翳(おくえい)

乳首から約4センチ上にあるツボです。脇汗など上半身の汗を抑える効果があり、かつ即効性が期待できます。

脇汗対策7:病院で手術

脇汗の原因である汗腺を取り除く、または破壊する手術で症状を改善することも可能です。

手術方法は複数あり、症状の程度や担当医師によって変わってきますので、事前に納得いくまで相談することが大切。

基本的には保険適用外手術であり、全額自己負担になります。おおよその価格相場は、手術法や病院にもよりますが、20万円から40万円程度です。

症状によっては保険適用になる場合もあるので、複数のクリニックへ行って相談してみることをオススメします。

脇汗対策にミョウバン!手作り制汗剤の作り方

水に溶かしたミョウバンは酸性になり、細菌の繁殖を抑える抗菌作用と殺菌作用を持っています。

また消臭効果や汗腺を引き締める収れん作用もあるので、デオドラントの代わりとして手作りミョウバン水をスプレーして脇汗を緩和させる事が可能です。

ミョウバンスプレーの作り方

・用意するもの…ミョウバン50g・水1.5L・空のペットボトル

・作り方…材料をペットボトルに入れ、蓋をして軽く振るだけです。

水に溶けにくいので、一晩置いておくのがオススメ。冷蔵庫で保存すれば一ヶ月程度は使えます。

肌質によってはミョウバン水でかぶれてしまうおそれもあるので、肌が弱い方は事前にパッチテストを行い濃度を調節するようにしましょう。

脇汗の原因と対策・まとめ

脇汗が増える原因は気温的なもの、精神的なもの、体質的なものなど様々です。

ですが運動や食生活など、生活習慣の改善によってある程度は緩和することができるので、諦めずできる対策方法からトライしていくことが大切。

特に【アポクリン腺】から出ている汗であれば、ワキガ特有の臭いにも繋がりやすい為早めの対応が必要です。

まずは生活習慣の改善と、脇汗パッドやデオドラント製品などの簡単なケア用品から試していってみてください。

Pocket