耳垢とワキガの関係性を解説いたします!

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耳垢がパサパサで乾燥している方は、腋臭症ではありません。でも、耳垢がベタベタで湿っている場合は、ワキガ(腋臭症)の可能性が高いです。自分はワキガではないかと心配している方、自分の耳垢でワキガかどうかを判断できるんですよ。今回は、ワキガと耳垢の関係性について解説いたします。

1.耳垢がベタベタなのは、アポクリン汗腺が多い?

なぜ、耳垢がベタベタしているのか?という点ですが、耳の中が湿っている訳ですから、汗をかいているということになります。

「耳の中が汗をかいている」を自覚することは難しいと思いますが、耳の中にもアポクリン汗腺が存在していますので、アポクリン汗腺が多い方は耳の中も汗をかきやすく、耳垢がベタベタになりやすいのです。

耳垢がベタベタでアポクリン汗腺が多いということは、当然脇の下にもアポクリン汗腺が多いということが考えられ、その結果としてワキガの可能性が高いということになります。

2.ワキガ(腋臭)体質とは?遺伝?

ワキガ体質は優性遺伝のため、両親のどちらかがワキガ体質であれば、自分もワキガになる可能性はあります。

自分のニオイはなかなか気づきにくいものなので、ワキガ体質かどうかを知る方法の一つとして両親の耳垢がベタベタなのか、パサパサなのかを確認すると良いでしょう。

しかし、実際のところ耳垢がベタベタでもワキガではない方もいます。

そういう方をワキガ体質といい、ワキガ(腋臭)症とはいいません。

日本人は白人や黒人と比べると驚くほどワキガの人は少ないのですが、優性遺伝なので本当はもっとワキガの人が存在してもおかしくはありません。

日本人はきれい好きな国民性から、ワキガ体質であってもニオイエチケットを心掛けているためかもしれません。

また、ワキガは思春期以降に発症しますので、子供のうちにワキガかどうかを診断するのは難しく、多感な時期なので誰にも相談できずに、一人ですごく悩む人も多くいるのです。

3.ワキガの重症度とは?

同じワキガでも重症度が異なり、それも耳垢によりある程度は判断することができます。

汗は、ただ生理的だけではなく、精神的なストレスがかかったり、極度な緊張があった場合にもかきますので、一時的にベタベタな耳垢が出るということも十分に考えられます。

ですから、毎日綿棒で耳垢を確認すると、一時的なものなのか常時なのかを見分けることができます。

綿棒で耳掃除を行った際に、ベタベタな水飴状態の耳垢は重症といえますが、毎日行ってみて、その耳垢の状態がいつも水飴状態なのか、それともそうではない日もあるのかによって判断します。

耳垢がやや湿っている程度で色も薄い場合は軽症、で周囲の人が気付かない程度のワキガでしょう。

しかし、毎日耳垢が水飴様のネバネバの場合は重症な、ワキガかもしれません。

4.ワキガを軽くする方法はあるの?

ワキガは、アポクリン汗腺から分泌される汗皮膚や毛に住んでいる細菌により分解されて悪臭になりますので、その汗を放置せず細菌を増やさなければ、かなりニオイを抑えることができます。

具体的に説明していきましょう。

腋毛の処理をする

腋毛や陰毛など、大事な部分を守るために生えている毛ですが、細菌が住みやすい場所でもありますので、ワキガが気になる方は細菌の住み家を作らないという意味で腋毛の処理をしましょう。

汗をかいた後、こまめに汗を拭いたとしても細菌が好む汗の成分が必ず残りますので、少しでもそれを無くすことをおすすめします。

汗を放置しない

汗自体にはニオイはありませんが、汗をそのまま放置することで、細菌が増殖し、汗に含まれているたんぱく質などを分解し悪臭を放つことになります。

ですから、汗をかいたらこまめに拭くことを習慣化しましょう。

でも、あまりゴシゴシ拭くと皮膚を傷めてしまい炎症を引き起こしてしまう可能性がありますので、優しく拭きましょう。

そして拭くタオル類は、可能であれば乾燥しているものではなく、濡れたものがおすすめです。

汗は、体温が上昇している時に出ますから、濡れたタオルなどを使用すれば気化熱により体温を下げることにもなり、体温が下がれば汗を抑えることにもつながります。

清潔を保つ

皮膚には常在菌がいつも付着していますが、汗や脂などによりその細菌が増殖してしまいます。

細菌の数をそれ以上増やさない意味で、シャワーや入浴もしくは清拭により清潔を保ちましょう。

リラックスタイムを作る

過度や緊張やストレスは、交感神経を刺激してしまいます。

そうすると体は常に戦闘モードになっており、俗にいう「嫌な汗をかく」
ことになりますので、神経を休めるという目的でリラックスタイムを作りましょう。

好きな音楽を聴くでも良いですし、映画を観る、温泉に入るなど、自分がリラックスできる環境を作ることをおすすめいたします。

食生活に気をつける

食べ物やアルコールのニオイは体臭にも影響を与えますので、偏った食生活や暴飲暴食はやめましょう。

便秘なども腸内に有害なガスを発生させ、消化しきれなかった悪臭は血液へ混入し、体臭を増悪させる場合があります。

そうならないために、食物繊維の多いものや腸内をきれいにする発酵食品などは積極的に摂取しましょう。

制汗剤などを上手く利用する

制汗剤にはたくさんの種類があり、使用する際には迷う方も多いかと思いますが、できれば殺菌作用が含まれているものをおすすめいたします。

ワキガの人にはジフテロイド菌がアポクリン汗腺から分泌される汗や皮脂をエサにして生息しているといわれています。

ですから、制汗剤の成分の中に殺菌成分が入っているのを確認しましょう。

ジフテロイド菌には、エタノール、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノールが有効ですが、エタノールや塩化ベンザルコニウムは皮膚にとって必要な常在菌も殺してしまうので、イソプロピルメチルフェノールで殺菌するのが良いでしょう。

また、スプレータイプは手軽で広範囲に噴霧できますが、皮膚への密着度が低いので長時間の効果は望めません。

クリームタイプは一番密着度が高いのですが、多く塗ってしまうと毛穴を塞いでしまうため、皮膚への負担が大きくなってしまう場合があります。

塗りずらい、すぐに乾かない、清潔を保つことが難しいなどの問題はあっても、ロールオンタイプの制汗剤が密着度も高く、持ち運びも簡単で、持続効果が長いので一番良いかもしれません。

5.まとめ

今回、耳垢とワキガの関係性について述べましたが、ベタベタ耳垢イコールワキガではないということがお分かりいただけましたでしょうか。

もちろん、パサパサ耳垢よりは、ワキガの可能性は高いのですが、すぐそれだけで決めつける必要もありません。

ワキガでない人でも不潔にして暴飲暴食していれば、ワキガ以上の悪臭を発していますので、ワキガでも清潔にする、汗をこまめに拭く、腋毛を処理するなどの基本的なことを行っていれば、かなり良くなります。

耳垢がベタベタだからだけで、気落ちしないで下さいね。

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