ワキガによる黄ばみを解消する方法とは?原因と対策について!

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ワキガだとニオイよりも、脇の下の黄ばみが気になるという方も多いのではないでしょうか。アポクリン汗腺を手術で取り除いてしまえば、ニオイも黄ばみも解決できますが高額な上に痛みなどの苦痛も伴いますので、できれば日々のケアでニオイや黄ばみを抑えたいですよね。今回は黄ばみの原因とその解消法について解説いたします。

1.ワキガだと何が原因で黄ばむの?リポフスチンとは?

ワキガの原因は、アポクリン汗腺から分泌された汗が、皮膚に付着している常在菌により分解され、繁殖した際に発生するニオイであり、汗が分泌された直後であればニオイはしません。

アポクリン汗腺から分泌された汗は、エクリン汗腺から分泌された汗と大きく違うのは、水分だけではなく、脂肪やタンパク質、尿素やアンモニア、鉄の他にリポフスチンという聞きなれない成分が含まれています。

リポフスチンは、黄褐色の色素で、ワキガの人の耳垢をイメージすると分かりやすいでしょう。

ワキガの人の耳垢が飴色でベタベタなのは、耳の中にあるアポクリン汗腺から分泌された汗により湿っているのと、リポフスチンによる色素なのです。

リポフスチンは、脂肪性の色素で黄褐色の色素顆粒として存在し、皮膚や心筋、肝細胞、神経細胞、尿細管上皮細胞などにも現れています。

本来、リポフスチンは加齢性色素あるいは消耗性色素といわれ、細胞内で吸収されなかった栄養素の残骸ともいわれていますので、細胞の機能を活性化することで、リポフスチンの分泌も減少することが考えられるのです。

つまり、ワキガの黄ばみはリポフスチンの分泌が影響していますが、新陳代謝を高めたり生活習慣を見直すことで、黄ばみを抑えることが可能なのではないかということです。

2.ワキガと汗ジミは違う?

ヒトの体には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があり、それぞれ役割が違います。

黄ばみの原因となる汗は、アポクリン汗腺からの分泌される色素によるもので、エクリン汗腺から分泌される汗には、ほとんど色素は含まれていません。

ですが、エクリン汗腺からの汗の成分は水分と塩分が殆どですが、ごくわずかに鉄なども含まれていますので、汗かいた後に放置しておくと汗ジミができてしまいます。

ワキガのように、はっきりとした黄ばみではなく、ぼんやりとシミになっているのが特徴です。

3.黄ばみを取る方法とは?

気になる黄ばみですが、時間の経過が長ければそれだけ、菌の繁殖が進んでしまいますので、早期に対応する必要があります。

それでは、黄ばみを取る方法について、解説していきます。

3-1.熱湯で殺菌


ニオイの元は雑菌ですから、熱湯に浸すことで原因菌が死滅します。

また、食器などの油汚れがひどい時を想像して頂きたいのですが、冷水で洗うと油分は白く固まり全然落ちてくれませんが、熱いお湯で洗い流してみると油分が驚くほどに落ちます。

私たちが知らず知らずにかいている汗にも脂肪分が含まれていますので、特にワキガに影響を与えているアポクリン汗腺から分泌される汗に対しては、熱湯に浸し脂肪分を浮き出させるのが良いです。

ただ、衣類の生地の特性によっては熱湯を使用することで、縮んでしまったり傷みやすくなる場合がありますので、注意が必要です。

3-2.洗濯

汗や泥などで汚れた衣類を洗濯するのは、当たり前のことですが、できれば洗濯物がある程度たまってから、洗濯機を回すのではなく、汚れた日に時間を空けずにすぐ洗うようにしましょう。

洗濯する手順としては、まず黄ばみが起きやすい部位だけでも熱湯に浸し、固形石鹸やシャンプーもしくはボディソープでも良いので、気になる部分をちょっともみ洗いをすると皮脂汚れが落ちやすくなります。

さらに、もう一手間水に薄めたセスキ炭酸ソーダ―を脇の部分にスプレーしてから洗濯しましょう。

この方法だけでも、かなり黄ばみは解消されます。

3-3.洗剤

洗剤の種類もたくさんありますから、選ぶのに苦労するかもしれませんが、脂肪分解酵素がしっかりと入っている洗剤を選びましょう。

黄ばみ汚れには界面活性剤が有効です。

3-4.重曹水

「熱湯」「界面活性剤入り洗剤」「洗濯」で黄ばみを解消できなかった場合は、重曹を使用してみるという方法があります。

重曹は、アルカリ性の粉末で、パンのふくらし粉として使ったり、胃薬などに使用されるなど、安全なものなのでご安心ください。

作り方もいたって簡単で、500mlのペットボトルに水500mlと重曹を大さじ1杯入れ、よく振って溶かします。

その後、洗面器などに黄ばんだ衣類を入れ、溶かした重曹水500mlを浸し一晩つけて、翌日そのまま洗濯してみて下さい。

なぜ、重曹が効果的なのかといいますと、私たちの体は弱酸性ですので、アルカリ性である重曹により、皮脂が中和され落ちやすくなるためです。

重曹は、このように安全で安心な物質ですが、漂白や消臭効果もありますので、重曹水を作って、小さいスプレーボトルに入れ持ち歩けば、どこでも手軽に消臭できます。

また、漂白剤などで色落ちが心配な洋服には、重曹の方が安心して使えます。

3-5.漂白剤

漂白剤は、効果が高い分、生地を傷めたり、必要のないところまで色落ちをさせてしまします。

漂白剤入り洗剤で効果が得られなかった場合には、漂白剤によるつけおき洗いで黄ばみを落としましょう。

ただし、色落ちや生地の傷みや穴が開いてしまう危険性もありますので、説明書きはしっかりと読んでから使うことです。

4.黄ばみを作らないためには?

気になる黄ばみを作らないことは、もちろん精神衛生上も良くなり、衣服を長持ちさせる大事な要素ですので、「汚れをつけない」ことを基本とし、そして最悪黄ばみがついてしまったとしても、目立たない衣服を選ぶということ必要でしょう。

4-1.脇汗パット

洋服や下着への黄ばみや、ニオイうつりを心配もしなくてよいのは、脇汗パットです。

脇汗パットには、衣類に貼るタイプのものと、直接肌に貼るタイプや、下着などインナーの中についているものなど、種類がたくさんありますので、自分にあったものを使うと良いでしょう。

例えば、「洋服への黄ばみや汗ジミは絶対にイヤ」「肌が弱い」という方は衣類に貼るタイプがお勧めで、「脇汗パット使用していることに気付かれたくない」「薄着を楽しみたい」という方は、直接肌に貼るタイプがお勧めです。

特に肌に貼るタイプの脇汗パットでは、透明タイプのものもありますので、目立ちません。

また、コスト的に抑えたい方は、インナー一体型の脇汗パットを使用すると良いのではないでしょうか。

4-2.制汗剤やワキガクリーム

洋服の黄ばみの原因の一つとして、制汗剤と汗が化学反応を起こしているという見解もありますが、基本汗をかかなければ、黄ばみも汗ジミもできません。

ですから、制汗剤やワキガクリームなどを使用することをおすすめします。

制汗剤には、スプレーやロールオン、クリームなどそれぞれに特徴がありますので、自分にあった商品を選ぶと良いでしょう。

最近の制汗剤やワキガクリームは、種類が多すぎて迷うのではないかと思いますが、汗を抑えるだけではなく、殺菌や消臭効果が含まれているものを選べば、ニオイを抑えることにもつながりますので、成分表をキチンと確認しましょう。

≪制汗成分≫
・クロルヒドロキシアルミニウム
・パラフェノールスルホン亜鉛
・ミョウバン

≪殺菌成分≫
・ベンザルコニウム塩化物
・イソプロピルメチルフェノール
・トリクロサン
・トリクロカルバン
・フェノキセトール
・ミョウバン
・マルミニウムクロロヒドロキシアラントイネート

≪消臭成分≫
・パラフェノールスルホン亜鉛
・銀イオン
・緑茶エキス
・重曹

制汗剤を検討する際には上記成分を参考にして下さい。

4-3.食生活

私たちの体は、食べ物で作られているといっても過言ではありません。

強靭な筋肉が必要なスポーツ選手や、持久力を必要とするアスリートは、目的を達成するために必要な栄養素をキチンと摂取し、体を作り上げていきます。

オヤツばかり食べている人は、風邪を引きやすく、疲れやすい方が多いとは思いませんか。

汗には脂質やタンパク質、尿素やアンモニアも含まれていますので、動物性タンパク質である肉中心の生活を送れば、当然タンパク質の分泌量も増えます。

黄ばみの色素は「リポフスチン」であることも解明されており、リポフスチンは細胞内に吸収されなかった残骸でもありますので、それだけ過剰に栄養分を摂取しているか、もしくは処理能力が落ちて排出されているかのどちらかです。

つまり、食事は栄養の偏りがなく適量を摂取するのが良いということです。

そうすることで、汗から分泌される脂質やタンパク質の量やリポフスチンも過剰に分泌されなくて済むでしょう。

4-4.生活習慣

汗のイメージは「ジメジメ」「ベタベタ」でマイナスイメージしかありませんが、体温調節を行う大事な機能です。

ですから、必要な時に汗が出ないようになってしまうのは、困りますので汗腺機能を低下しないようにしなければいけません。

汗腺機能が低下すると、発汗した時に通常よりも濃いタンパク質や脂質、尿素、アンモニアなどが分泌され、そのため粘調度の高いベタベタな汗が出て、雑菌が繁殖しやすく悪臭にもなりやすいといわれています。

そうならないためにも、生活習慣を見直し自律神経やホルモンバランスを整え、新陳代謝を高めたいものです。

例えば、
・十分な睡眠
・適度な休息と適度な運動
・規則正しい生活リズム
・入浴でリラックス

など、基本的なことではありますが、自律神経を整えることはホルモンバランスを整えることにつながり、結果私たちが本来持っている力や機能を活かせれるのです。

5.まとめ

ワキガでも汗かきでも無い方には、なかなか理解しにくい黄ばみですが、汗をかいたら放置せず、すぐに拭き取り、汗が付いた衣服は早めに洗濯をする習慣をつければ、お気に入りの洋服をダメにすることはありません。

脇汗パットを使用すれば、すぐに洗濯できない時でも安心です。

そして、生活習慣や食習慣を整えることで、汗の量やニオイを抑えることにもつながりそうなので、是非見直してみましょう。

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