わきが手術の剪除法って何?手術内容や効果、術後臭までこれでわかる!

Pocket

わきがが気になって手術したい!と思った時、大抵候補に挙がる「剪除法」。
保険適用できるワキガ手術が剪除法だけという事もあって、どんなものか気になっている方も多いと思います。
今回は、剪除法の読み方から手術内容、そして気になる術後まで詳しくお伝えします。

剪除法の基本情報

剪除法の読み方……「せんじょほう」
剪除法は、「切開法」「直視下摘除法」「皮弁法」などとも呼ばれるわきがの代表的な手術法で、ワキガ手術の中で唯一保険適用ができる治療法です。
治療費用は保険適用で行った場合両脇で4~5万円、入院をして行う場合は10万円位になることもあります。
自費診療だと、病院によってかなり差があり、両脇で20~40万円前後になります。

ワキガ治療法には、剪除法以外にも多数ありますが、アポクリン腺を取り除く治療法の中で、剪除法は医師が直接アポクリン腺を見ながら除去できる、数少ない治療法になります。
目で見て確認しながら除去するので、アポクリン腺の取り残しが少なく、重度のワキガに対しても効果が高い治療法となっています
ただ、術後の傷跡が他の治療法に比べて大きかったり、安静や固定期間が長い等、負担が大きくなりがちなのも剪除法の特徴です。

一般的な剪除法の治療手順

剪除法は以下のような手順でおこなわれる事が多いです。

1、 治療を行う(毛が生えている部分より一回り大きい)範囲をマーキングする
2、 局所麻酔をマーキングした場所に注射する
3、 ワキのしわに沿って1~2か所皮膚を切開して皮膚を反転する
4、 血管網等を傷つけないように、アポクリン腺を直接目で見ながら取り除いていく
5、 アポクリン腺が取れたら、中をキレイに洗い、傷を縫う
6、 皮膚の下に管(ドレーン)を入れて、血や浸出液が皮膚の下に溜まらないようにする
7、 皮膚が浮いてこないように、ところどころアンカー縫合を行う
8、 皮膚がずれないように、握りこぶし位のガーゼを丸めたものをわきの下に押し当て皮膚に縫い付ける(タイオーバー)
9、 テープや弾性包帯等で、肩関節を動かないようにしっかりと固定する

といった方法です。上記の中で、

・皮膚の切開の大きさ(2cmから4~5cm)
・ドレーンを入れるか入れないか
・タイオーバーの方法は、ガーゼを使うか綿を使うか
・皮膚に縫い付けるのかテープで固定するのか

など、治療内容は病院によって様々な特徴があります。

一般的な剪除法の手術後の経過

手術を終えた後の、術後の経過は以下のようになります。

手術翌日……再診し、出血や化膿していないか、そして皮膚の状態をチェックする
3~5日後……ドレーンを抜き、タイオーバーを外す(綿やガーゼをテープなどで固定することもある)
約2週間後……抜糸を行う

患部の状態によっても、圧迫の解除がいつ取れるのかは変わってきます。
手術後の腕を動かさないように、2週間位安静にできる時に手術をすることを勧めている病院が多いです。

脇より下は当日からシャワーできるようですが、極力動かさないようにした方が良い事、また手術部が痛んだりする事から、当日はじっと寝ているといった体験談が多いようです。

抜糸をした後は、湯船につかった入浴もできるようになります。
これらも、ワキの状態によって変わってくるので、病院の指示に従ってください。

術後のリハビリ

剪除法でワキガ手術を行った時、まれにしこりやひきつれが起こる事があります。
もちろん抜糸が終わった後からですが、脇の上げ下ろしを行ったり、ボールを30分~2時間位脇に挟んで圧迫するといった「リハビリ」を積極的に行うことで、ひきつれ等が早く改善します
また、病院で保湿・消炎のクリームが処方されることもあるので、その場合はしっかりと塗って対策をしてください。

剪除法治療のメリット

剪除法でワキガ治療を行った場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?
4点挙げてみます。

保険適応で手術ができる場合費用の負担が少ない

最大のメリットは、保険適用で手術ができる事です。
ワキガ手術は高いものが多いですが、剪除法だけは保険が適用できるので、両脇で4~5万程度とかなり手術費用が抑えられます。

ただ、病院によっては保険適用がなく、全て自費診療で行っていることもあるので、HP等で確認することが大切です。

保険でできるポイントや、病院はこちらをご覧ください↓
ワキガ手術を保険でできる病院は?口コミと共に一挙21医院ご紹介

取り除いた分は確実に効果があり再発の可能性が低い

ワキガの原因は「アポクリン腺」にありますが、剪除法は医師がアポクリン腺を目で見ながら取り除く手術法になります。そのため、見える範囲内のアポクリン腺はしっかりと取り除くことができます。

取り除いたアポクリン腺は再度復活することはないので、一度取り除いたアポクリン腺から再度ワキガ臭がしてしまう事はありません。

汗の量が減る

アポクリン腺を切除する治療法なので、今までそこから出ていた汗は少なくなります。
また、病院によってはアポクリン腺だけでなく、エクリン腺も切除する病院もあるので、その場合、アポクリン腺だけを切除するよりも、汗の量は減ります。

脱毛効果がある

剪除法でアポクリン腺を除去する際に、一緒に毛根も除去されるためにワキの脱毛効果もあります。
毛が少なく、処理がしやすくなることにより、脇に雑菌や汗が貯まりにくくなるので、においを抑えることもできるようになります。

剪除法治療のデメリット

もちろん剪除法には、メリットばかりではありません。次に剪除法のデメリットもご紹介します。

傷跡や黒ずみが残る可能性がある

剪除法は、皮膚を反転させてアポクリン腺を切除していく手術のため、吸引法やミラドライ等他の手術方法に比べると、傷口が大きくなりやすいです。
また、術後も安静が足りなかったり、固定が不十分だった場合に血腫ができて皮膚にダメージを負ってしまう事があるなど、傷跡が少々残ってしまう事があります。

色素沈着に関しても、1~2年は脇が黒ずんでいると感じる事もあるようです。
ただ、シワに沿って切開することが多い事や、脇は通常日にさらされる事も少ないので、傷跡は次第に目立たなくなる方も多いです。

ダウンタイム(キズや腫れ)や固定期間が長い

皮膚の下を切除するので、内出血が起こる事もあり、ダウンタイムが長い場合があります。
そして、皮膚がずれないようにするため、他のワキガ治療と比べて、全く脇を動かすことができない固定期間が長い事がデメリットです。

剪除法での手術後に再発することはある?

アポクリン腺は、切除してしまうとその後復活することはありません。では、なぜ再発したと感じる方がいるのでしょうか?
術後に再度臭いだしたと感じる原因をいくつか挙げてみます。

アポクリン腺の切除が不十分だった

皮膚の剥離を行った後のアポクリン腺切除が十分でなかった場合でも、術後しばらくは剥離により神経伝達が途絶え、腺管が切断されるためにワキガ臭は減ります。
しかし、数週間して神経支配が再生したり、切断されていた腺管が蘇生すると、またアポクリン腺は動き出すことになります。

手術後しばらくしてニオイが復活してきたときは、再発ではなく、しっかりとアポクリン腺を切除できていないという原因の場合があります。

アポクリン腺が未発達のうちに手術を行った

まだアポクリン腺が発達する前に手術をした場合に、手術後にアポクリン腺が発達してきて、ワキガが再発したと感じる事があります。
アポクリン腺は20歳くらいまで発達するとも言われているので、剪除法などの本格的なワキガ手術は成人してからした方が良いかもしれません。

ワキガ臭ではなく汗臭さを感じるようになった

再発と感じるにおいとして、「今まで感じなかった汗臭さを感じるようになる」ことがあります。ワキガでない人も、汗をかけば当然汗臭くなります。
今までワキガのにおいに隠れて感じなかった汗臭を自分で感じたり、足の蒸れたにおいを感じるために、ワキガ臭ではないのですが、また再発したと感じる事もあります。

術後臭ってあるの?

ワキガ手術の後に術後臭がしてしまったという口コミなどを読み心配になる方もいるかもしれません。
アポクリン腺は、脇以外にもあるので、脇のニオイが気にならなくなったら他からする臭いが気になったり、他の部分から汗が多く出るようになったと感じる事もあるようです。
術後臭が気になる方は、しっかりと話を聞いてくれる病院で施術して、術後臭の不安を無くしてから手術をするようにしてください。

剪除法がおすすめの病院は?

剪除法で病院を探した時に、やはり評価が高い病院で手術がしたいと思いますよね。

良い口コミがある、保険適用で剪除法の手術ができる病院はコチラ↓
治療法別】ワキガ治療ができるクリニックおすすめ7選!評判・口コミ・料金まとめ

以前ご紹介した、上記の保険適応で剪除法の手術ができる病院以外にも、剪除法で手術ができる病院を2つご紹介します。

剪除法が保険で手術できる病院【東京】:AYC銀座形成外科

( https://www.wakiclinic.jp/)
保険適応可能

AYC銀座形成外科は、「片側ずつ」確実に治すことを大切にしている病院です。
ベテランの医師が、片側1時間かけて広い範囲のアポクリン腺を取り除くので、一般的な病院の2倍近い時間になります。
しかし、片側ずつ行う事で、時間をかけて治療が行う事ができますし、片腕が動かせる事で日常生活をそこまで変えずに治療できます。

剪除法の治療費

:片側約20,000円

AYC銀座形成外科の口コミ

「多汗症+中程度ワキガでしたが、脇汗は90%かかなくなりました。
背中の汗が前より増えた気はしますが、ワキガ臭は5年間1度もしたことがありません。」
出典:Yahoo!知恵袋
(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11192894286)

剪除法が手術できる病院【大阪】【名古屋】:城本クリニック

(https://www.shiromoto.to/ct/wakiga/method/senjo.php)
自費診療(直視下摘除法)

美容外科ならではの、ニオイの改善だけでなく、傷跡がいかに目立たなく残らないかにも気を使って治療をしてくれます。
医師が直接目で見て汗腺を取り除くために、再発は少ないですが、万が一再発しても、無料で再手術をしてもらえるという保証制度があるので安心です。
また大阪院では、「直視下摘除法」+「タイオーバー法」の治療費が、範囲に関わらず一定なので、範囲によっての追加料金もかかりません。

直視下摘除法の治療費(両脇)

女性240,000円、男性300,000円

城本クリニック大阪院の口コミ

「手術方法に迷いましたが、確実な方法と永久保証が付いている事で、直視下摘除法での治療にしました。
タイオーバーは大変でしたが、術後は気になっていたにおいは全くしなくなり、においの心配がなくなりました。汗をかいても、汗が臭くなることが無くなったのもよかったです。」
出典:美容医療の口コミ広場
(https://clinic.e-kuchikomi.info/detail/L_3010156/activity_detail/60405)

まとめ

ワキガ治療で効果が高いと言われている剪除法について詳しくご紹介してきましたらが、参考になったでしょうか?
剪除法は、術後しばらくは大変ですが、ニオイの元となるアポクリン腺をじっかりと取り除く根本治療になります。
実際に手術をする際は、病院でしっかりとカウンセリングを受け、不安なことは全て質問をし、納得してから手術をして、ワキガを気にせずに人と接するることができる日々を目指してください!

Pocket