口臭がなかなか治らなくてすごく困っている!この口臭を治す病院はあるのだろうか?

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最近口臭が気になって、歯を磨いたり、うがいしたり、ガムを噛んでみたりと、いろいろ口臭対策をしてもなかなか口臭が治らなくて困っているという方は少なくないはず。この口臭をなんとかしてくれる病院はあるのだろうか?今回は口臭と口臭治療をしてくれる病院について説明します。

なかなか治らない口臭とは?

・いろいろ口臭対策をして、一時的に口臭が無くなったとしても、時間が経つとまた口臭がしてくることがあります。この場合、口臭が根本的に改善されていない事となり、なんとか口臭を治したいと思うことでしょう。通常であれば、歯磨きなどで改善できる口臭が多いのですが、なかなか口臭が改善できないこともあります。例えば、歯周病が非常に進行してしまった場合や、糖尿病や肝臓の病気など全身疾患がある場合、喫煙、アルコールの摂取をする習慣があるなどが、このケースに該当します。

重度歯周炎

・歯周病は、歯周病病原細菌の感染によって引き起こされる慢性炎症です。初期の歯周病は痛みが無くゆっくりと進行していきます。40歳~50歳くらいになると、身体の免疫力の低下も伴い、歯茎に腫れや痛みが生じてきます。進行した歯周病では、歯と歯茎の間に【歯周ポケット】が深く形成されてしまいます。深く形成された歯周ポケットは、通常の歯磨きでは上手にプラークを取り除くことが難しくなります。そのため、さらに歯周病が進行しやすくなる傾向があります。このように進行した歯周病の治療は非常に難しく、改善させることも非常に困難となります。
口臭の原因のほとんどが歯周病にあるので、治りづらい進行した歯周病の口臭も、歯周病が改善されなければ、口臭を無くすことは難しくなります。

全身疾患が関係している

・重度の糖尿病でコントロールが難しい場合や、肝臓の病気が進行している場合、もしくは摘出して肝機能が低下している場合、腎機能が著しく低下している場合では口臭、体臭ともに改善されることが非常に困難になります。基本的に全身状態の改善が無ければ、口臭も改善することはなかなかできません。
因みに、糖尿病ではアセトン臭(甘酸っぱい、果物が腐った臭い)、肝臓の病気ではアミン臭(酸っぱい)、腎臓の病気ではアンモニア臭、消化器系の異常の場合ではスカトール、インドール臭(糞尿臭)がします。

喫煙

・喫煙は健康に対して悪いことばかりです。生活習慣を憎悪させるだけではなく、発癌作用、肺気腫などを引き起こしやすくなるなど、様々な弊害を生じます。歯周病についても喫煙していると、歯周組織の状態は悪化しやすくなり、歯周病は進行しやすくなります。また、歯周病の治療を行っても、喫煙しない方に比べると、喫煙している方の方が著しく治療の予後が悪くなります。
さらに、たばこの成分であるタールは歯に付着しやすく、そこにプラークが付着すると、プラーク中の歯周病病原細菌が生じる揮発性硫化化合物と、タールの臭いが混じりあいかなり酷い口臭となります。この口臭は禁煙しないと無くなりませんが、なかなか禁煙することは難しいため、この口臭はなかなか改善できないことが多いです。

たばこの成分

・タバコの煙には、4000種類以上の成分が含まれ、200種類以上の有害成分が含まれます。その中でも、【ニコチン】、【タール】、【一酸化炭素(CO)】が有害成分の代表格として挙げられます。

ニコチンは、中毒性の高い物質です。そして、血管を収縮させる作用があり、血圧、心拍数ともに上昇させます。その為血管への負担が増加して、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしやすくなります。

タールは、喉や肺に沈着しやすくがんを誘発する物質です。油のようにべたべたしているので、歯の表面や歯石に付着しやすくなり、酷い口臭の原因となります。

COは、肺気腫などの原因となります。また、血液中のヘモグロビンと結合しやすく、血流循環を阻害してしまい、正常な組織を保つことも阻害します。そのため、歯周病になると歯肉などの治癒の回復が遅くなりやすくなり、歯周病が進行する原因の1つとなります。

アルコールの摂取

・アルコールもタバコほどではないにせよ強い依存性があります。そのため、アルコールを摂取する方では生活習慣になりやすい特徴を持ちます。そして、生活が不規則になりやすくなり、口臭も生じやすくなります。

口臭外来

・なかなか治らない口臭に対して、大学病院の【口臭外来(いきさわやか外来という病院もあります)】という専門外来や、口臭治療を専門とする歯科医院にて治療を行います。とくに大学病院の口臭外来では、口臭が様々な原因で起こるため、多くの専門医によって診断され治療を行います。歯周病、補綴、内科、歯内治療、保存、耳鼻科、東洋医学などの各科の治療のエキスパートが集まり口臭治療を行っていきます。

口臭外来での治療とは?

・年々増加する口臭で悩む患者さんを、まずはどのような原因で口臭が生じているのか?その口臭がどの程度なものなのかなどを正確に把握することが重要になります。しっかりとした問診を行い、それに基づいた検査、診断を行っていきます。口臭を口臭測定機器(オーラルクロマやガスハリメーターなど)で測定し、口臭をグラフ化してみてわかる様にします。また、数値化してその口臭の濃度、種類などを客観的に評価し、診断し、その結果治療を行っていきます。

東洋医学と口臭

・有名な口臭治療の専門の診療所では、漢方を用いて東洋医学的な視野から口臭治療を行っています。

消化器異常の場合

・腸内環境の異常、消化器そのものに異常がある場合は、一度消化器内科などを受診して、根本から見直して、治療する必要がある場合があります。口腔内に異常がない場合の口臭であれば、一度消化器系の医科にて相談するといいでしょう。

まとめ

・なかなか治らない口臭は本当に精神的に辛い思いをするかと思います。口臭のほとんどは口腔内にあるとはいえ、様々な病気が複雑に絡み合っています。自分1人で悩まないで、積極的に口臭を治す為に、歯科医院、医科、口臭専門外来などで診てもらうことが、口臭を無くす最短の【道】となるはずです。

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